目次
サブスクとは
サブスクとは「サブスクリプション」の略語です。
サブスクリプションとは、料金を支払うことで一定期間、モノやサービスを自由に利用できることを指します。
カラオケやレンタカーなどをイメージすれば分かりやすいでしょう。
例えばカラオケの場合、1時間分の料金を支払えば、その1時間はカラオケルームで歌い放題です。
しかし、そのカラオケルームの所有権を手にしたわけではなく、1時間経過後は再び利用できなくなります。
このような料金モデルのサービスが、音楽、映像、雑誌、飲食など幅広く誕生しているのが現代です。
サブスクと定額制の違い
サブスクは料金を支払えば一定期間支払えるサービスということで、従来の定額制のサービスとよく似ています。
実際、サブスクサービスと定額制サービスに大きな違いがあるわけではありません。
ただし、サブスクは定額制と比べて、ユーザーの好みに合わせて
数種類の料金体系やオプションを用意しているという特徴があります。
その意味で、サブスクの方がより「顧客満足度を意識しているサービス」であるというのが特徴です。
関連記事:サブスクリプションと定額制の違いは何?例を出しながら詳しく解説
サブスクのメリット
サブスクが人気を博しているのは、当然利用するメリットがあるからです。
具体的なメリットとして、
①コスパがいい
②いろいろな物を試す事ができる
という2点があります。
コスパがいい
サブスクは定額制のサービスなので、利用回数や利用頻度により、料金が上下するというものではありません。
サービスは利用すれば利用するほど、平均コストは逓減し、どんどんコストパフォーマンスが良くなっていくという特徴があります。
カラオケの例をもう一度出すと、1時間という利用時間に1曲しか歌わなくても、20曲歌っても料金は同じです。
それを踏まえると、より多く歌った方がお得ですね。
本来ならば数万円規模の支払いをしなければならない体験をしても、千円弱程度の支払いで済ませられるのがサブスクのメリットです。
いろいろな物を試す事ができる
サブスクは購入するとしたらかなり高額の支払いが必要なモノについても、安い料金で利用することができます。
そのため、「失敗したらどうしよう」という不安を覚え過ぎず、「とりあえず利用してみるか」というような軽い気持ちで色々なことを試せるのも大きなメリットです。
実際に全く興味がなかったことにも、サブスクで体験してみたことで没頭してしまったという例も少なくありません。
サブスクのデメリット
非常に大きなメリットがあるサブスクですが、当然デメリットもあります。
具体的なデメリットとしては、
①使用しなくても課金される
②契約しすぎるとコストがかさむ場合がある
という2点です。
使用しなくても課金される
いくら利用しても料金が変わらないというメリットの反面、一切利用しなくても課金されるという面は大きなデメリットです。
例えば欧州サッカー目的でサービスに加入した場合、欧州サッカーのオフシーズン中は試合が開催されず、ほとんどサービスを利用する機会がないのに課金されるということになります。
そのため、利用しない時期はうまく解約するなど、調整しなければ無駄なお金を払わなければなりません。
契約しすぎるとコストがかさむ場合がある
気軽に色々と試せるという反面、いくつものサブスクと契約し、かなりコストが膨れ上がるということもあります。
特に1個1個の支払い金額が小さいので、ついつい余計なものまで契約しがちです。
ほとんどのサブスクは契約が自動更新されるので、定期的に利用状況などを整理した上で継続・解約の判断をしていかないと、懐事情が厳しくなる可能性があります。
定番のおすすめサブスクサービス
様々な分野における定番のサブスクサービスを紹介します。
音楽
一定料金を支払えば好きな音楽を聴き放題という音楽のサブスクサービス。
通勤中や通学中の大きなお供になるため非常に人気です。
2019年は大物アーティストが次々にサブスクを解禁し、幅広い音楽をサブスクで楽しめるようになりました。
具体的な音楽のサブスクサービスとしては、以下のようなものがあります。
サブスク名 | 月額料金 | 配信楽曲数 |
Spotify | 980円 | 4,000万曲以上 |
KKBOX | 980円 | 4,000万曲以上 |
Google Play Music | 980円 | 4,000万曲以上 |
LINE MUSIC | 960円 | 4,900万曲以上 |
dヒッツ | 500円 | 450万曲以上 |
Apple Music | 980円 | 5,000万曲以上 |
楽天Music | 1080円 | 5,500万曲以上 |
AWA | 980円 | 5,500万曲以上 |
Amazon Music Unlimited | 980円 | 6,500万曲以上 |
YouTube Music | 980円 | 不明 |
Spotifyなど一部無料で楽しめるサブスクもあります。
映画・ドラマ
以前はTSUTAYAなどのレンタルビデオ店でソフトを借りてくる必要があった映画やドラマ作品も、
現在はサブスクで楽しめるようになっています。
料金も非常に安いため、映画好き、ドラマ好きは課金しておいて損はありません。
通称VOD(Video On Demand)とも呼ばれます。
具体的な映像系サブスクサービスとしては、以下のようなものがあります。
サブスク名 | 月額料金 |
Hulu | 980円 |
U-NEXT | 1,990円 |
Amazon Prime Video | 500円 |
Paravi | 1,017円 |
dTV | 500円 |
FODプレミアム | 888円 |
TELASA | 562円 |
AbemaTV プレミアム | 960円 |
ビデオマーケット | 980円 |
DAZN | 1,750円 |
VODに登録しておけば、最新作品から昔懐かしの作品まで、幅広い映像作品を視聴可能です。
しかし、作品によっては別途課金が必要になるケースもあり、完全定額見放題というわけではないので注意してください。
(HuluやDAZNは追加料金一切なしで見放題です)
雑誌
A4サイズの大きさで、混雑している電車内などでは読みにくい雑誌も、
サブスクに契約すれば、スマホやタブレットの小さい画面で視聴可能です。
具体的なサブスクサービスとしては、以下のようなものがあります。
サブスク名 | 月額料金 |
dマガジン | 400円 |
Kindle Unlimited | 980円 |
楽天マガジン | 380円 |
ひかりTVブック | 440円 |
FODプレミアム | 888円 |
ブックウォーカー | 500円 |
U-NEXT | 1,990円 |
auブックパス | 562円 |
タブホ | 500円 |
Tマガジン | 400円 |
ブック放題 | 500円 |
雑誌のサブスクサービスの多くは、漫画作品も読み放題です。
毎週週刊誌を購入するというような方は、1回読むだけでも十分に元を回収することができる価格設定となっています。
ゲーム
今やゲームも、ソフトを購入するのではなくサブスクで楽しむ時代です。
具体的なゲームのサブスクサービスとしては、以下のようなものがあります。
サブスク名 | 月額料金 |
Play Station Now | 1,180円~ |
Play Station Plus | 850円~ |
Apple Arcade | 600円~ |
Nintendo Switch Online | 306円~ |
Origin Access | 518円~ |
いずれのサブスクでも、かなり幅広いゲーム作品をプレイ可能です。
飲食
サブスクの普及は留まるところを知らず、飲食業界にも参入しています。
毎月定額料金を支払えば、好きなだけ利用できるという、常連さんには見逃せないサービスです。
時間制限飲み放題や食べ放題が、さらに拡張されたサービスと考えればいいでしょう。
サブスク飲食店を利用すれば、毎日の食事をかなりお得に楽しむことができるようになります。
具体的な飲食サブスクには、以下のようなものがあります。
サブスク名 | サービス内容 |
金の蔵 | 月額4,000円で120分飲み放題が何回でも利用可能 |
アンドモア | 月額3,000円で120分飲み放題を何回でも利用可能 |
居酒屋 土間土間 | 月額3,000円で120分飲み放題を何回でも利用可能 |
always LUNCH | 月額5,980円で加盟店でのランチが毎日1回無料 |
POTLUCK | 毎日2回まで手作り料理をテイクアウト可能 |
野郎ラーメン | 月額8,600円で毎日1杯ラーメンを無料注文可能 |
どんな生活スタイルの人でも、必ず飲食費はかかるものです。
それだけに、サブスク飲食店を利用することには大きなメリットがあります。
車
現代は若者の車離れが進んでいると言われますが、それも大きくサブスクの隆盛が関係しています。
確かに、自動車を購入しようとすると数100万円はかかります。
しかし、サブスクに登録すれば、お得な料金で自動車を利用することができます。
サブスク名 | 月額料金 |
カルモ | 11,900円~ |
KINTO | 26,900円~ |
ニッサン・クリックモビ | 22,900円~ |
NOLEL | 59,800円~ |
Hondaマンスリーオーナー | 29,800円~ |
カルモなど、サブスクでありながらマイカーのように所有できるサービスもあります。
費用を抑えながらカーライフを楽しみたい方は、サブスクサービスが見逃せません。
家具
家具のサブスクサービスに登録すれば、以下のようなメリットを受けられます。
・飽きたら自由に家具を入れ替えられる
・安く好きな家具を使える
・引っ越しの際も楽々
新しい家具を購入したのはいいものの、部屋のサイズや雰囲気にフィットしてなかったというようなことが頻繁に起こります。
しかし家具のサブスクサービスを利用すれば、すぐに入れ替えも可能。
ノマドライフを送りたいというような方にも最適です。
サブスク名 | 月額料金 |
airRoom | 500円~ |
CLAS | 400円~ |
Subsclife | 500円~ |
モノを極力減らして、ミニマリストライフを楽しみたいという方も多く利用しているのが、家具サブスクです。
「モノを持たざる生活」を目指したいという方は、是非利用してみてください。
ソフト関係
買い切りのパッケージ販売が主流だったソフトウェア関係も、サブスクモデルに移行するという流れになっています。
例えばMicrosoftは「Office365」というサブスク商品を販売、個人ならば年額12,744円で、法人ならば月額1,080円という金額で利用することが可能です。
Adobeも「Adobe Creative Cloud」という同社のソフトをサブスクで使用できるサービスを開始しています。
関連記事:Adobeのサブスクリプションとは?購入から解約までの流れも紹介
まとめ:サブスクを利用してコスパの良い生活を送ろう
この記事ではサブスクサービスについて、その概要やメリット、デメリット、おすすめのサービスなどを紹介しました。
サブスクはうまく使えば、かなりコスパの良い生活を送ることができます。
今やサブスクを使いこなさずして、生活を豊かにすることはできません。
幅広い分野でサブスクサービスがありますので、是非自分に合ったサービスに登録してみましょう。