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個人でD2C(ネット通販)のネット販売を始める前に読んで欲しいスタートアップガイド

個人でネット販売を始めることに興味があるなら、あらかじめ開業手順や販売方法、メリット、注意点などを知っておきましょう。
ビジネスにおいて情報は力です。適切な手順やビジネスの進め方を知らない状態では、スムーズに開業できませんし、売上も伸ばせません。そこで今回は、これからネットショップを開業しようと考えている方へ向けて、知っておくと役立つネット販売のスタートアップガイドをご紹介します。

個人でネット販売を始める前に読んで欲しいスタートアップガイド

目次

商品選びから宣伝まで!個人でネット販売を始めるための6ステップ

個人でD2C(ネット通販)のネット販売を始める場合、以下の6ステップで準備をするのがおすすめです。

売る物を決める

まずは売る物を決めましょう。売る物を決めることは、
これから行うD2C(ネット通販)のネット販売全体のコンセプトを決めるためにもっとも重要です。
他人が欲しいと思わない商品を仕入れても利益にはならないため、
需要のあるものや愛着を持っていて、かつ他人より詳しいものを扱うとよいでしょう。
売る物が決まれば自然とコンセプトが見えてくるはずです。

その商品が、「どんな特徴があるのか」「どんな人に向けて販売するのか?」
といったポイントを押さえて販売するターゲットを明確にし、コンセプトを確かなものにしましょう。

商品写真を撮る

売る物が決まったら、店頭に並べる、すなわちサイトに掲載するために商品写真を撮影しましょう。
D2C(ネット通販)のネット販売では、商品を直接手に取って見ることができないため、
商品写真の仕上がりが売上を大きく左右します
。撮影技術や加工技術に自信がある場合は自分で撮り、
不安がある場合はプロの業者に依頼しましょう。
扱う商品数が増えると写真撮影の機会が多くなるため、徐々に自分で撮れるように練習するのもおすすめです。

出店先を決める

商品を用意したら、出店先を決めましょう。
D2C(ネット通販)のネット販売を行う場合、選択肢は「モール店」か「自社サイト」での出店の2択です。
大手ショッピングモール店であれば出店料がかかるものの集客力は確かなので、
自前の技術に自信が無くても多くの人に見てもらえるでしょう。
一方で自社サイトを構築する場合は、サイトを用意するところから
集客販促までさまざまな場面でコストが発生します。
ですが、自由に作成できるので、作り手の努力とセンス次第で可能性は未知数です。
自分に合った方を選びましょう。

関連記事:D2C(ネット通販)のECサイト構築費用の気になる料金相場を方法別で紹介

決済方法を決める

D2C(ネット通販)のネット販売では決済方法の選択肢をなるべく多く用意しておくことが大切です。
お客様がせっかく購入を希望しても、使用できる決済方法が無いとやむをえず見送ってしまうでしょう。
このような非常に残念な事態はできるだけ回避したいところです。
最低限、コンビニ支払い、代金引換、クレジットカード決済、この3つは用意しましょう。

配送方法を決める

メール便や宅配便など、配送方法も重要です。
送料のかかるショップの利用を嫌がるお客様も多いので、
一定額以上購入する場合は送料無料にする、送料込みの販売価格にするなど、ショップごとに適切な配送方法を決めましょう。

また、配送する上で重要な梱包にも十分気を配りましょう。
乱雑な梱包だと、せっかく届くのを楽しみにしていたお客様はがっかりするどころか、
お店への評価は地に落ちるといっても過言ではありません。
そのため、商品に合わせてできる限り丁寧に梱包しましょう。

サイト上で配送方法、梱包方法について説明しておくことで、
お客様からの好印象にもつながります。

関連記事:D2C(ネット通販)のネットショップの配送方法別におすすめの3社を紹介

宣伝する

たとえば世界で一番よい商品を販売する、世界一おしゃれなサイトを作ったとしても、
サイトのアクセスがゼロなら売上は出せません。
D2C(ネット通販)のネット販売では集客がもっとも大切です。
ネット広告を出したりSNSでファンを獲得したり、
サイトのSEO対策(検索エンジン最適化)を施したりしてアクセス数を伸ばしましょう。

個人でハンドメイド商品をネット販売する方法は専門サイトやフリマなど

ハンドメイドの商品は、手作り商品専門の販売サイトなどで販売できます。
ハンドメイド商品には定価がないため、値付けの方法には注意が必要です。
利益を出しつつ無理なく続けられるように、ハンドメイド商品を個人販売する際のポイントを知っておきましょう。

ハンドメイド商品の販売手段

ハンドメイド商品は、

  • 様々なハンドメイド商品を集めて販売する専門サイト
  • 自作のネットショップ
  • ネットオークション
  • フリマアプリ
  • SNSでの直接取引

などで販売できます。
本業があって時間が取れない、品質に自信がないなどの場合、
フリマアプリやネットオークション、現実のフリーマーケットなどで売れ行きや反応を見てから、
専門サイト・ネットショップへの進出を考えるとよいでしょう。

ハンドメイド商品の値段の決め方

ハンドメイド商品は、極端な話原価100円のものを1万円で販売することもできれば、その逆も可能です。
ただ、ビジネスを続けるためには利益の確保が必要不可欠なので、
「原価=仕入れ値+自分の作業代」に利益を乗せた金額を設定しましょう。

重要なのは、市販品の相場に合わせて利益の出せる原価に抑えることです。
卸し問屋などを利用して安く材料を仕入れたり、
技術を伸ばして作成時間を短縮したりすれば、販売価格を下げつつ利益を手にできます。

ハンドメイド商品販売での注意点

本業を持つ人がハンドメイド商品をネットで販売する場合、事前に副業規定について調べておきましょう。
また、趣味感覚で商品を販売していても、年間の利益が一定額を越えたり、
継続して利益を出したりすれば確定申告と納税が必要
なので注意が必要です。

【種類別】個人でのネット販売で注意することは営業許可の取得

個人で手作りの食品やアパレル品、中古品などを販売する場合、まずは営業許可を取ることが必要です。
仕入れる商品の品質には十分注意を払いましょう。

手作り食品のネット販売

手作りの食品をネット販売する場合、食品営業法に基づいた営業許可が必要です。
また、食品衛生管理者を置いたり、保健所の許可を得た専用のキッチンを用意したりする必要があります。

アパレル品のネット販売

原価率が低くヒットすれば利益を出しやすいアパレル品ですが、洋服にはシーズンや流行があり、
ポイントを外すとよい商品でも売れません。
また、予約注文や受注生産なら、シーズン中に使えるように発注時期・発送時期を見極める必要もあります
市販品も服にほつれやプリントのずれなどがあるとクレームにつながるため、仕入れの時点で状態をチェックしましょう。

中古品のネット販売

中古品のネット販売をするためには、最寄りの警察で古物商としての営業許可を取得する必要があります。
また、盗品を販売した場合は警察の捜査に協力したり、処罰を受けたりする場合もあるため、
宝石やブランド品の中古品販売には一定以上の目利きも必要です。

関連記事:D2C(ネット通販)のネット販売店の開業に絶対必要な資格と許可を商品別で徹底解説

個人で海外に向けてD2C(ネット通販)のネット販売する方法は海外出店や英語表記

ネット販売なら、日本にいながら世界のお客様とも取引できます。
海外通販の方法や海外ビジネスのメリットなどを知っておきましょう。

海外に向けて商品を販売する方法

  • 世界的なショッピングモール
  • 自社サイトの英語化
  • 英語でのSNS発信・交流

などを行えば、海外のお客様にも自分の商品を販売できます。

海外に向けてD2C(ネット通販)のネット販売するメリット

海外向けのD2C(ネット通販)のネット販売を選ぶメリットは、
国内よりも多くの人を相手に商品を売り込めることです。
海外で人気のある日本の商品を販売することで、大きな利益を手にすることも可能です。
とくに、中国は距離も近く需要が高いため、ターゲットとしておすすめです。

海外でのD2C(ネット通販)のネット販売で注意すること

海外でのD2C(ネット通販)では、相手側に関税がかかったり、配送中に荷物が傷ついたり、
法律や文化の関係上税関を通れなかったりする場合があります。
トラブルを見越して、商品ページにトラブル時の対応や注意書きを載せておきましょう

まとめ

ネット販売を利用すれば、本業の合間に副収入を得たり、
自分の趣味をお金にかえたり、海外と取引したりできます。
ただし、どんな形であれお金をもらう以上はビジネスなので、
商品の品質やお客様対応に問題があってはいけません。

商品選びに失敗したり、ハンドメイド商品などの販売必要な営業許可を得ていなかったり、
海外取引の慣習を知らずにトラブルになったりすると、後始末が大変です。
トラブルになってから対処すると炎上してしまうリスクもあるので、
ネット販売のスタートアップガイドを参考にスムーズなショップ経営を始めましょう。

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