目次
そもそもセールスレターとは?
まず最初はセールスレターについて、おさらいも兼ねて解説をします。
セールスレターとは、商品やサービスを売るために特化した文章を指します。
主にランディングページやダイレクトメールで使われることが多いです。
セールスレターは商品の購入や申込みを、最終的なゴールとしています。
特定の文章の型が存在し、お客様の感情を揺さぶりながら購買を訴求する文章であることが特徴。直接商品を紹介したり商品の説明をしたりするものではありません。
簡単なセールスレターの作り方
セールスレターは以下のポイントに注意しながら作成します。
ここでは簡単なセールスレターの作り方を6つのステップに分けて説明します。
1:ターゲット選定
商品訴求に最適なターゲットを決めます。
2:素材収集
セールスレターを書く上で、必要な情報を収集します。
3:ストーリー設定
ターゲットに刺さる、セールスレターのストーリーを選定します。
4:キャッチコピー選定
商品の印象はもちろん、訴求・売り上げ結果を左右するキャッチコピーを設定します。
5:クロージングコピー設定
ランディングページ末尾に記載するクロージングコピーを設定します。読者に購買行動を促す重要なポイントです。
6:まとめ作成
セールスレターのまとめを作成し、全体を締めます。
今回は大まかに6つのステップとしてセールスレターの作り方を紹介しましたが、実際にセールスレターを作成する際はステップをより細分化するのも良いでしょう。
とくにキャッチコピーやクロージングコピーは、セールスレターの成功を握る重要な項目であるため、チームで話し合いじっくりと比較・検討した上での設定がポイントです。
広告遷移先のランディングページがセールスレター型である必要性
広告遷移先のランディングページは、セールスレター型に設定することをおすすめします。
広告をクリックしても、約90%ものお客様は10秒以内に離脱するといわれています。ほとんどのお客様は内容をじっくり読み検討するのではなく、最初の印象で離脱してしまうのです。
加えて最終的に申込完了までたどり着くのは1%以下、無料モニターの申込でさえ3%程度とされています。クリックすらしていないユーザーがいることも踏まえると、いかに少ないかがおわかりいただけるでしょう。
そのため広告では最初の「つかみ」と「流れ」が非常に重要なのです。
商品を売るためにお客様を説得することを目的とする「セールスレター」であれば、離脱を防ぎやすく、商品購買・申込に繋げやすいというメリットがあります。
したがって広告遷移先のランディングページは、セールスレター型である必要性があり、効果が高い訴求方法だといえます。
セールスレター型のランディングページを作成する際のポイント
では次にセールスレター型のランディングページを作成する上でのポイントを4つお伝えします。
一般的なD2C(ネット通販)会社が作成するランディングページでは、お客様の購買意欲を削ぐ恐れがあるため効果的とはいえません。
「一度ランディングページを作成したけど、成果が出なかった」という方も必見です。
4つのポイントをしっかり押さえ、D2C(ネット通販)でのコンバージョン率を高めていきましょう。
瞬発力と勢いで申込ませる構成
1つ目のポイントは、勢いで申込ませる瞬発力のある構成にすることです。
最近はおしゃれで個性的なランディングページが増えており、もしかしたら「デザインが大事なのでは?」「ランディングページでも流行に乗らないと」と考えるかもしれません。
もちろんランディングページで使われる文章やデザインは、その時々の流行が反映されることもあります。
しかし過去何百回と行った【A/Bテスト】の結果からも、ファーストビューで「キャッチコピー」と「写真」「申込アイコン」の3点が揃っているランディングーページが一番コンバージョン率が高いと証明されています。
売るためには、お客様を説得する攻めのセールスレター型のページ構成にすることが最も重要です。
キャッチコピー・写真・申込アイコンまでが、ファーストビューに表示できる構成にしましょう。
広告で打った商品情報のみに特化する
2つ目のポイントは、広告で打った商品情報のみに特化することです。ランディングページでは訴求したい商品を一つに絞って紹介しましょう。
一度にさまざまな商品を紹介しても、お客様は混乱するだけです。とくに似たような商品を複数紹介するとなればなおのこと。
選択肢を与えず、必要最低限のコアな情報を提供し、一つの商品に特化したランディングページを作成しましょう。
他のページに遷移できないようにする
セールスレター型のランディングページを制作する上での3つ目のポイントは、他のページに遷移できないようにすることです。
ランディングページでは、他の商品ページや企業情報などのページに遷移してしまうような導線をつくらないことが重要です。
他のページへの移動をできないようにすることで、じっくり商品説明を行えるため、コンバージョン率を高めることができます。
1ページで申込入力までできる構成に
4つ目のポイントは1ページで申込入力までできる構成のランディングページを作成することです。
実に9割以上のD2C(ネット通販)会社は、申込アイコンの遷移先を本サイトのショッピングカートシステムにつなげるという間違いを犯しています。
しかしショッピングカートとランディングページの相性は非常に悪く、お客様の購買意欲を低下させる可能性が高いです。
そのため1ページのランディングページで申込完了までできる構成にすることが重要です。
申込までの遷移を最小限にすることで、広告とランディングのつかみで高めた購買意欲を損なわずに済みます。
まとめ:広告商品に特化したセールス型のランディングページでコンバージョン率を上げる
ここまでD2C(ネット通販)で高コンバージョン率を獲得するために、セールスレター型ランディングページを制作する上での4つのポイントを中心に説明しました。
D2C(ネット通販)でコンバージョン率を高めたいなら、セールスレター型ランディングページの作成をおすすめします。
多くのD2C(ネット通販)会社が訴求効果の低いランディングページを作成しているため、今回の構成に変更することで競合会社との差別化も図れることでしょう。
本記事を通してセールスレター型ランディングページを作成し、コンバージョン率向上につなげていただければ幸いです。