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ネット広告の媒体と種類を解説【効果的に宣伝して売上アップ】

インターネット広告の市場規模は、年々拡大傾向にあります。最近ではスマホ向けネット広告が増えており、2023年には約2.8兆円まで拡大するともいわれているほど。

D2C(ネット通販)のビジネス拡大においても、ネット広告は重要な鍵だと言えるでしょう。

ネット広告にはリスティング広告や動画広告など、さまざまな種類や媒体が存在します。目的や商材との相性、ターゲットの属性によって適切なネット広告を選択することが大切です。

この記事ではインターネット広告のメリットや媒体・種類を紹介し、D2C(ネット通販)においてネット広告出稿を成功させるポイントを解説します。

目次

ネット広告とは?

ネット広告とは、ウェブサイトやメール、SNSなどを使ってオンラインに掲載する広告のことを指します。

ネット広告は、ウェブ広告、デジタル広告、オンライン広告といった名称で呼ばれることもあります。

矢野経済研究所の調査(*)によると、ネット広告の市場規模は2018年度で約1.6兆円を記録し、2020年度には約2.1兆円、2023年度には約2.8兆円まで拡大するといわれています。

デバイス別に見るとスマートフォン広告が増えており、リスティング広告などの運用型広告も続けて拡大傾向にあります。このなかでも特に勢いが高まっているのが、動画広告です。

今後はソーシャルメディア広告はもちろんのこと、アプリ広告や屋外デジタル広告分野の拡大も見込まれています。

このようにネット広告の市場規模は年々拡大傾向にあり、その種類も多様化しています。

D2C(ネット通販)においても、ターゲット属性や商材に合ったネット広告を出稿することで、ビジネス拡大や売上向上が期待できるでしょう。

(*)ネット広告市場に関する調査を実施(2019年)|矢野経済研究所

ネット広告のメリット

市場規模も年々拡大し、パソコンやスマートフォン、タブレットなどあらゆるデバイスで広告出稿が進んでいるネット広告ですが、メリットには主に以下4点が挙げられます。

予算が少なくても出稿できる

1つ目のメリットは、予算が少なくても出稿できる点です。

ネット広告を出稿するには、出稿予算(広告予算)・制作費の2つの費用がかかりますが、どちらもテレビや折り込みチラシ等よりも安く収まることが多いです。

短期間で出稿開始できる

2つ目のメリットは、ネット広告は短期間で出稿を開始できる点です。マスメディア向けのCMでは制作に時間がかかります。また紙媒体だと印刷や配送時間もかかり、すぐに広告を出稿するのは難しいです。

しかしネット広告であれば最短で当日に出稿も可能であり、出稿までの時間を考慮する必要がありません。

このように短期間で出稿できる点も、ネット広告の大きなメリットだといえるでしょう。

細かなターゲティングが可能

3つ目のメリットは、細かなターゲティングが可能な点が挙げられます。

自社商品の見込客に向けてダイレクトに出稿が可能であり、無駄撃ちが少なく費用対効果(ROAS)が高い広告を出稿しやすいのが特徴です。

費用対効果(ROAS)を計測しやすい

4つ目のメリットとして、ネット広告は費用対効果(ROAS)を計測しやすい点が挙げられます。

広告を閲覧した顧客の性別や年齢、職業、居住地なども把握できるケースが多く、どのようなユーザーから反響があるのかを即座に把握できます。

このように費用対効果(ROAS)を計測しやすいため、次の施策に生かしやすいメリットがあります。

ネット広告の主な媒体と種類

次にネット広告の主要な媒体と種類を説明します。

リスティング広告

リスティング広告は、検索結果連動型広告と呼ばれており、Yahoo!やGoogleなどに広告を出稿します。

リスティング広告は検索エンジンにキーワードを入力した際、画面右側や上部に表示される広告のことです。

検索エンジンにユーザーが入力したキーワードに関連した広告が表示される仕組みになっており、1クリックごとのクリック課金が一般的です。

SEOと比較すると即効性があり、ニーズの高いターゲットにアプローチできるのがリスティング広告の魅力的なポイントです。

ただしリスティング広告は、検索エンジンで検索されたキーワードに対して広告を出稿するため、キーワードの検索母数が減ると、その分表示回数が減るデメリットがあります。

ディスプレイ広告

ディスプレイ広告はバナー広告とも呼ばれ、昔からあるネット広告の一つです。

ディスプレイ広告は、サイト内で決められた広告枠を一定期間買い取り、画像や動画を用いて広告を表示するのが一般的です。

ディスプレイ広告の主な媒体は、Googleディスプレイネットワーク(GDN)とYahoo!ディスプレイアドネットワーク(YDN)があります。

エリアやターゲットの属性(年代・性別)をセグメント化し出稿することも可能であり、時間帯を指定して表示させるディスプレイ広告もあります。

広告を一定期間買い取ることから、認知を広げるのに効果的な広告形態ですが、効果の有無に関わらず費用がかかるというデメリットも存在します。

動画広告

動画広告は、YouTubeなどの動画共有サイトで動画が表示される前に流す広告を指します。ユーザーがクリックしなくても広告を再生させられることから、訴求効果が見込める広告形態です。

また画像や文字だけの広告と違い、より多くの情報や世界観を伝えることができるのも、動画広告のメリットだと言えるでしょう。

一方勝手に動画広告が表示されるため、不快感を抱くユーザーも一定数存在します。また仮に最後まで動画広告を視聴してもらっても、サイトへ飛ぶか不明瞭であり、効果測定しにくいというデメリットがあります。

SNS広告

SNS広告とは、LINEやFacebook、Instagram、TwitterといったSNSに出稿する広告のことです。それぞれのSNSによって様々な広告の種類があるため、ターゲットに合わせて適切なSNS広告を選びましょう。

SNS広告のメリットはSNSアカウントを持っているだけで簡単に出稿できる上に、うまく行けば拡散が進み自然と認知が広がりやすく、費用対効果(ROAS)が高い点が挙げられます。

ただSNSの特性上、SNS広告はユーザー同士のやり取りで情報が拡散されていくため、コントロールが難しく、炎上等に注意する必要があります。

目的とターゲットに応じて適切な広告媒体を選択しよう

費用対効果(ROAS)の高いネット広告を出稿するには、目的とターゲットに応じて、適切な広告媒体を選択するのが大切です。具体的に以下の点に注意し、ネット広告を出稿するのがおすすめです。

目的 認知向上、モニター申込、商品購入など
商材との相性 化粧品:Instagram広告など
健康食品:ディスプレイ広告など
ターゲットの属性 性別、年代、居住地、職業、世帯年収、家族構成、趣味など

まとめ: 各媒体のメリットを理解して、ネット広告を使い分けよう

ここまでネット広告のメリットや媒体・種類を解説し、D2C(ネット通販)においてネット広告出稿を成功させるポイントを解説しました。

D2C(ネット通販)のビジネス拡大において、今後ますますネット広告は重要な鍵となるはずです。

広告出稿する目的や商材との相性、ターゲットの属性を考慮し、費用対効果(ROAS)の高いネット広告を出稿していきましょう。